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子宮、子宮頸がんの検査

 日本人に多い子宮頸がん。技術が進歩し、早期発見と治療によってほぼ100%治るといわれています。膣のほうから見ると、奥の突き当たりに頸部の一部が見えますが、そのあたりにがんが発生することが多く、検査すべき細胞や組織を採取しやすく、早期発見が容易なのです。

 頸部のがんは非常にゆっくり増殖しますし、検査では、がんになる前の異型細胞の段階から発見診断することができます。

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子宮頸がんの約95%は扁平上皮がんで、このがんは性生活と深い関係があります。また、性病(性感染症)のひとつであるヒトパピローマウイルス感染が頸がんの引き金になるということもわかってきました。他の性病による子宮頸管炎なども、がんを起こしやすくするといわれています。このように、SEXの経験があれば若くても定期的な検診は必要です。特に30歳以降は、半年〜1年に1度は頸がん検診を受けることが進められています。

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子宮がんには子宮の入り口にできる子宮頸がんと奥の方にできる体がんがありますが、日本人の場合、80%以上が子宮頸がんです。この子宮頸がんを調べるのが郵便検診です(体がんは子宮内膜の細胞を調べるので、病院での検診が必要です)。スポイトで子宮膣部をこすり、吸収された細胞を検査して異常がないかを調べます。子宮頸がんのほか、子宮筋腫やカンジダ、トリコモナスなどの感染症も発見できます。
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