自宅で簡単【健康診断】郵送検査 検査結果の見方
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検査結果の見方

 正常値は、測定法などにより健康診断実施施設、医療機関によって若干異なる場合があります。また、異常値を示した場合に疑われる病名を記載していますが、検査結果に異常値が生じている場合であっても、それが確定診断にいたることはありません。確定診断にいたるまでには、血液、腫瘍マーカーの検査以外に、画像診断、心電図など様々な検査を行い医師が判定することになっています。異常値、病名に関しては、あくまで目安であるということをご理解願います。
 栄養状態
TP(総タンパク) 正常値 6.5〜8.0g/dL
血液を試験管の中に入れてしばらく放置するとできる上澄み液(血清)を検査します。血清には80種類以上のたんぱく質が含まれており、約60%がアルブミン、約40%がグロブリンとよばれるものです。この2つのたんぱく質の総量から検査値を求めます。肝臓や腎臓の機能に障害が起きると異常値を示します。
高い場合:高たんぱく血症、脱水症、慢性肝炎など
低い場合:低たんぱく血症、肝機能障害、栄養不良など


Alb(アルブミン) 正常値 3.4 〜 5.4 gm/dl
血液を試験管の中に入れてしばらく放置するとできる上澄み液(血清)を検査します。血清には80種類以上のたんぱく質が含まれており、約60%がアルブミン、約40%がグロブリンとよばれるものです。肝臓や腎臓の機能に障害が起きると異常値を示します。
高い場合:高たんぱく血症、脱水症、慢性肝炎など
低い場合:低たんぱく血症、肝機能障害、栄養不良など


 肝機能
GOTとGPT GOT正常値 11-32 IU/L|GPT正常値 6-39 IU/L
2つとも肝機能の検査をする代表的な値です。GOTは、心筋梗塞を発見するのに有効な検査でもあります。GOT、GPTともに、身体のたんぱく質を構成するアミノ酸の合成を働きかける酵素で、身体のいたるところにあります。GOTは心臓、肝臓、筋肉に、GPTは肝臓に多く含まれるものです。肝臓や心臓に障害が起きたとき異常値を示します。
GOTが高い場合:急性肝炎、心筋梗塞など
GOTとGPTともに高い場合:急性肝炎など
GPTがGOTより高い場合:慢性肝炎、脂肪肝など
GOTがGPTより高い場合:肝硬変、肝臓がんなど


γ-GTP 正常値 3-40 IU/L
肝臓の薬物の排泄に関係する酵素です。多量飲酒で高い値を示す特徴があります。また、胆のうの中にある胆汁の流れが悪くなったりする病気が疑われる場合にも高い値を示します。
高い場合:アルコール性肝障害、胆のう機能障害、肝硬変、肝炎、急性すい炎など

 脂質
TG(中性脂肪) 正常値 120〜220mg/dl
身体のエネルギー源としてつくられる脂肪の一種です。余分なエネルギーはほとんど中性脂肪として身体の中に蓄えられます。それが、多すぎる場合脂肪肝や肥満の原因になるといわれています。また、血液中に中性脂肪が多くなると、血管の内壁に付着して動脈硬化を引き起こすともいわれています。
高い場合:高脂血症、糖尿病、肥満症、脂肪肝など
低い場合:肝臓病など


TC(総コレステロール) 正常値 120〜220mg/dl
動脈硬化の進み具合を調べるための検査です。肝臓病の発見に有効ともいわれています。コレステロールは多くなりすぎると、動脈の内壁に沈着して動脈硬化を引き起こし、高血圧や心筋梗塞、脳卒中の原因ともなります。
高い場合:高脂血症、動脈硬化症、糖尿病など
低い場合:肝硬変、劇症肝炎など


HDL-C(HDLコレステロール) 正常値 40mg/dLより高い場合正常
HDLコレステロールは、血管内壁に付着した余分なコレステロールを回収して肝臓に送り込む働きをします。動脈硬化を防ぐ働きをするので、『善玉コレステロール』と一般によばれているものです。喫煙、運動不足、肥満などが原因で低くなることがあります。
低い場合:動脈硬化症、高脂血症、糖尿病、肝硬変、狭心症、心筋梗塞など

 糖(空腹時)
Gluc(血糖) 正常値 70-110mg/dl
血糖とは血液中に含まれるブドウ糖のことをいいます。食事をしたとき糖は、消化管でブドウ糖に分解されてから血液の中に入ります。そこで、膵臓から分泌されるインスリンとよばれるホルモンにより、血糖値を下げる作用をします。分泌されるインスリンの量が不足したりすると、血糖値は高い状態にとなります。
高い場合:糖尿病、慢性肝炎、肝硬変など
低い場合:インスリノーマ、インスリン過剰投与、劇症肝炎


HbA1c(ヘモグロビンA1c) 正常値 5.5未満
血液の赤血球に含まれるヘモグロビンがブドウ糖とくっついたものをHbA1c(ヘモグロビンA1c)といいます。ヘモグロビン全体の中でHbA1c(ヘモグロビンA1c)がどれくらい含まれているかで検査します。血糖の検査でわからない過去1〜3ヶ月の血糖コントロールの状態を推測できるので、糖尿病の確定診断の一つに使われたり、病気の経過を見るのに役に立ちます。
高い場合:糖尿病
低い場合:溶血性貧血


 腎機能
BUN(尿素窒素) 正常値 8〜20mg/dl
BUN(尿素窒素)は、エネルギー源となるたんぱく質が分解されるときにできる老廃物のようなもので、多くが尿として排泄されます。腎機能が低下して排泄量が減少してしまうと、血液中のBUN(尿素窒素)を濾過しにくくなります。
高い場合:急性・慢性肝炎、腎炎、腎結石など
低い場合:肝硬変、劇症肝炎など


CRNN(クレアチニン) 正常値 男性:0.7〜1.4mg/dl 女性:0.5〜1.2mg/dl
CRNN(クレアニチリン)はBUN(尿素窒素)と同じように、老廃物のようなものです。腎臓が、正常に働いていれば尿として排泄されますが、腎機能が低下することで排泄量が減少すると血液の中に多く含まれるようになります。
高い場合:腎不全、尿毒症、慢性腎炎など
低い場合:尿崩症、筋ジストロフィーなど


 痛風
UA(尿酸) 正常値 男性:3.5〜7.9mg/dl 女性:2.6〜6.0mg/dl
尿酸は、細胞の成分であるブリン体が分解してできた老廃物です。血液中の濃度が高くなると、溶けきれなくなった尿酸が結晶化してしまいます。尿酸の結晶は、関節にたまって痛風などを引き起こす原因となります。また、腎臓にたまって腎臓に障害を起こすこともあります。
高い場合:痛風、高血圧、心不全、腎炎、白血病など

 HIV
HIV抗体
ヒト免疫不全ウイルス、エイズの病原ウイルスです。

 C型肝炎
HCV抗体
C型肝炎ウイルス、主として血液を介して感染するものです。

 前立腺がん
PSA(前立腺特異抗原)
前立腺から得られた抗原で、その抗体は正常、前立腺がんの組織と特異的に反応します。前立腺腫瘍マーカーといわれるものです。

 消化器がん
CEA(消化器ガンマーカー)
胎児期2〜6ヶ月の消化器組織の中で見られる抗原で、成人では消化器系のがん、乳がん、肺がん、泌尿生殖器系のがんに共通ながん特異抗原として知られています。主に消化器がんの腫瘍マーカーとして検査しています。

 肝臓がん
AFP(肝臓ガンマーカー)
肝臓でつくられるたんぱくです。肝臓がんや卵巣に関係するがんの腫瘍マーカーとして有用といわれています。

 卵巣がん
CA125
糖鎖抗原125といわれるものです。女性性器腫瘍に陽性率の高い腫瘍マーカーといわれています。

CA19-9:すい臓がんマーカー(卵巣がんの補助診断)
糖鎖抗原19-9といわれるものです。すい臓がんや胆のうのがんで陽性率が高いといわれています。卵巣がんの補助診断としても使われます。

 STD:性病(クラミジア・淋病)
クラミジア・トラコマティス(クラミジア)
クラミジアは現在性行為感染症の中で最も多い病気です。。Chlamydia trachomatis(クラミジア・トラコマチス)という病原体により起こるもので、同じクラミジア属に属した菌による疾患として、トラコーマ、オウム病、クラミジア肺炎などが知られています。

ナイセリア・ゴノレア(淋菌)−PCR(抗原)
淋菌は淋病の原因となる菌です。淋病になると、男性は尿道炎を発症したり、放置した場合には前立腺炎、副睾丸炎になるといわれています。女性は子宮頚管炎を起こしますが、自覚症状のない場合が多いといわれています。感染が広がると子宮内膜炎、卵管炎、骨盤内感染症を起こし、発熱、下腹部痛をきたすようになります。不妊症が起きる可能性も高くなります。
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